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【水曜エッセイ カルダモンのかおり】第13話 道すがら、百合。
最終更新: 1月16日

通勤の道すがら
いつも目に留まる一輪の百合があります
ひょろっと長く
飛び出るように咲いていて
仲間の百合たちとは別行動
一匹オオカミタイプ(?)
まわりと絶妙な距離を保っています
.
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最近、”距離感”ということを考えています
家族
友だち
自分自身との距離
近づきすぎると見えなくなってしまうし
遠すぎるとさみしい
お互いにあたたかさを感じられる距離って
いったい、どのくらいなんでしょうか?
.
いろいろ試しながらのあゆみですが、
距離感というのは
見えていない”今”に気づくために必要な空間なんだよな〜
と思っています
近すぎると
他の見方や考えが入る余地がなくなってしまう でも違う角度から見たら 明るい部分が潜んでいるかもしれないってことに気づける
その気づきが
新しいアイデアや楽しみ、展開に導いてくれるんですよね
ググッと距離が縮まるときもあるし
離れるときもある
ずっと同じ距離でいるのは不可能ですし
それはそれでいいのだと思います
.
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一生懸命に生きていると
いろいろ見落としてしまうもの
弱いので
そんなこと日常茶飯事ですが
ふと気づかされて
修正しての繰り返しなのでしょう
.
あの百合はちょっと変わっているけど
愛らしいなあ
今週も
わたしらしく、あなたらしく生きられますように
Reina.
